夢の加速度

タイムレンジャーを中心に、特撮全般、ルパン、セーラームーンの考察もどきのぼやき🤭タイムレンジャーを放送当時から愛し、17年間一途な想いを寄せています。さまざまな作品を発掘中ですが、ギンガマン 、シンケンジャー、カクレンジャーも好きです⁽⁽ ʚ(*ฅ́꒳​ฅ̀*)ɞ ⁾⁾

【未来戦隊タイムレンジャー】タイムレンジャーが掲げる大きなテーマ「力」

f:id:yurikaberry:20180313183751j:image

タイムレンジャーの物語が抱えている大きなテーマは大きく分けて言うと3つ。【時間】【運命(=選択)】、そして  【力】タイムレンジャーは、悪のみならず、自分の運命や葛藤やエゴ、また、自分たちを抑制しようとする様々な「力」と戦う、若者たちの(そして大人たちの)物語なのである。

そして、主人公たち(第三勢力、敵含む)が、各々自分の中でそれらと戦っていくという中で、最終的に、「悪い力」や、「力に対する執着」に打ち勝ち、また、自分の信念を貫き通し、「正しい力の使い方」をした者が、最後まで生き残り、自分の信じたものを手に入れられる。

力といっても、その種類や意味は色々ある。それは、物理的な力、戦う能力であったり、権力であったり、はたまた仲間や部下などからの信頼という人望力であったり、純粋に人に好かれる人間力であったり、シンプルにお金だったり。

未来から来た4人(ユウリ、アヤセ、ドモン、シオン)は、実は、この物語の主人公達(敵、第三勢力含む)の中で一番「力」を有さない者なのだ。今日発表するランキングには登場しない、リラとギエンと比べても、力がない。未来という自分たちの時代と故郷を離れ、未知の時代に急にポンっと置かれて、そこでやむなく過ごすことになり、無期限に戦えと命じられる。未来人であっても、タイムレンジャーのテクノロジーを持っていても、自分たちが歴史や時間を動かす「力」は持たない。それについてはまた後日じっくり書きたいと思うのだけれども、今日は、この物語の中で「力」を有していた人をランキング方式で紹介したいと思います。この者たちが、タイムレンジャーの物語を動かす人物たちとも言える。

↓↓

さっそく!!5位から行きましょう!

↓↓

👑5位👑 直人

f:id:yurikaberry:20180313204623j:image
4位までの勢と、直人の間には大分差があると私は思うんだけど、自分の実力であそこまでのし上がった彼はやっぱりすごいと思う。

権力もお金も何もないところから始まって、ずっとそれをコンプレックスに抱えてきた彼は、口に出す言葉では蔑んだりはせず、心の内ではそれをずっと抱えつつも、人を寄せ付けずに自分の求める「力」を追い続けて生きるという選択を取り、全うする。すっごい嫌な奴に見えて、いや嫌な奴なんだけど、それを抜けば、実はただただ自分の目標を達成することに必死な、努力の塊みたいな男。最後まで浅見会長を信じてついていくという選択を取らなかったことが痛いよね。そこが彼の未熟さ、そして権力以上の彼の力不足。経験値と判断能力、若さゆえの焦り。きっとあそこでちゃんと浅見会長を待っていたら、もっと上まで行けてたんだろうなあ。
◾︎直人が持ってるもの:実力で手に入れた本部長の権力、技術力(30世紀の科学:VコマンダーとVレックス)、戦闘能力、自分の目標をがむしゃらに追い続けられる精神力。
◾︎直人の欠点:若さ、未熟さ、仲間。人を寄せ付けないところがやはりどうしても難点。ただ、出世欲の強い人って、少なからずそういう要素を持っていたりする。

総合すると、

戦闘能力:★★★★★

技術力:★★★★☆(VコマンダーとVレックスは持ってるし、第三総合研究所にいるけど、30世紀のこと全て知ってるわけじゃない)

権力:★★☆☆☆(本部長までのし上がっても可哀想なことに役員にはまるで相手にされていなかった)

カネ:★★★☆☆(昔を含めて考えて星3つ。劇中はたぶんしっかり持ってる。)

経験:★★☆☆☆

人望:★★☆☆☆

良心:★★★★☆(自分の目標を追うことに必死なだけで悪い心を持っているわけではない。)

人間力:★★★☆☆

 

 

👑4位👑 リュウ

f:id:yurikaberry:20180314005705j:image

彼は物語の中で、一番権力・技術において一番力を持っていた。ただしその使い方を、自分の運命に怯えるばかりに誤ってしまい、あのような結末を招いてしまったのだ。そして直人以上に誰のことも寄せ付けず、ぜんぶ自分でどうにかしようとし、部下にも冷酷な態度をとり、しっかりとした説明をせず、不条理な命令ばかりを落とすという、まるで人間味のない人間性。直人との大きな違いは、直人は好機や権力者をうまく自分の目標のために利用しようとはするけど、決してそれを隠さないし、行動に嘘がなく、また、人に対しての悪意はない。リュウヤは、物語の黒幕でもあるので当然だが、自分の運命を変えるためなら手段を選ばないし、自分が何をしようとしているのかも言わないし、人の命を奪うことにすらためらいが(ほとんど)ない。誰よりも自由に物事を動かせる立場にいながら、それを全て自分のために使おうとしてしまったがゆえに、彼にはハッピーエンドはなかったのだろう。
◾︎リュウヤの持ってるもの:保護局隊長として30世紀の技術を誰よりも自由に扱える特権、戦闘能力、金。
◾︎リュウヤの欠点:感受性の無さ、運命への恐怖、仲間。

ということで総合しまして…

戦闘能力:★★★★☆(戦う場面がそこまで出てこないので何とも言えないけど恐らく立場的に考えても高いはず。ただし実力でのし上がった直人や、直人と互角がそれ以上に戦える竜也を考慮し、星4つに。)
技術力:★★★★★
権力:★★★★★
カネ:★★★★★
経験:★★★☆☆(若いけどあそこまでの地位があるからそこそこはあるはず)
人望:★☆☆☆☆
良心:★☆☆☆☆
人間力:★☆☆☆☆
 

 

👑3位👑 ドルネロ

f:id:yurikaberry:20180313205205j:image
2位にしようかとも思ったけど、正義を考慮し3位に🐳

ドルネロは、物語序盤は本当に誰よりも力を持っていた。30世紀だとサツがうるせえから、と現代に逃亡し、自分たちに敵うはずがない雑魚警察や市民の中で、有意義に金儲けをする予定だった。タイムレンジャーに邪魔されたって、マフィアのドンとしての確実な伯、言うなれば暴力団だけど経営者としての経験と実績やビジネススキル、金、また、仲間や部下からの信頼。ドルネロの弱みは、唯一リラとギエンで、その弱みが大きく出始め、彼の力がどんどん衰退していってしまったのは、物語後半にギエンが暴走を始めてから。ギエンに対する嬢と責任感ゆえに、悪人なのにも関わらずどんどん人情、人間味が出てきてしまい、最後は初めて登場した時のはまるで違う、自分の信念や大切なお金だけを求める毎日を送れなくなってしまっていた。
◾︎ドルネロの持っているもの:マフィアとしての名前・権力、経験と実績、判断能力、ビジネススキル、金、技術力(30世紀の科学)、揺るがない信念、仲間・部下からの絶対的な信頼。
◾︎ドルネロの欠点:悪人、そして悪人なのに情に脆いところ。

ってなわけで…

戦闘能力:★★★★☆
技術力:★★★★☆(ギエンや囚人たち込みで)
権力:★★★★★
カネ:★★★★★(20世紀きた当初はなかったけど笑)
経験:★★★★★
人望:★★★★★
良心:★☆☆☆☆(本当はもっと星つけたいけど、一応悪人なので。自分の仲間に対しては星5つ。)
人間力:★★★★☆
 

 

👑2位👑 竜也


主役だから1位にしてあげたかったけど、私的にこのランキングは竜也より上の人がいるのさ。竜也は、持って生まれたもの(権力やカネ)に加え、いじめなどを乗り越えたことにより手に入れた確かな自分自身の「力」と、直人と違って、逆のようで同じようなエゴを抱えていながらも捻くれなかった性格ゆえの強い人間力。それでもやっぱり若さゆえの未熟さ、父親に対する誤解と確執でどうしても最初はそれが目立ったけど、Case File 44 時への反逆(父親の過去と信念を知り、歴史の流れ〔リュウヤや浅見グループ役員に流されること〕に逆らい、仲間との絆と自分の信じてきた道を優先し、ユウリ逹を助けに行くと決めた)以降の竜也は最強!その後、お互いに言葉は少なくも、ようやく父親にも竜也の進路が伝わり、お互いに認め合うようになる。
◾︎竜也の持っているもの:強い心、技術力(30世紀の科学)、戦闘能力、仲間からの絶対的な信頼、「浅見」の御曹司の特権。
◾︎欠点:若さ、未熟さ。

というわけで!

戦闘能力:★★★★★
技術力:★★★★★(クロノチェンジャーを持ち、ユウリたち、特にシオンとタックと一緒に居ることによって)
権力:★★★★★(浅見家の御曹司)
カネ:★★☆☆☆(ほんとは★★★★★だけどTRが貧乏がゆえ)
経験:★★☆☆☆
人望:★★★★★
良心:★★★★★
人間力:★★★★★

 

↓↓
そしてついに第1位の発表…!!
↓↓

 

👑1位👑 浅見会長


浅見会長は物語の中で一番すごい人物だと思う。歴史上死ぬはずだった彼が生き残れたのは、若き頃に「力」としっかり向き合い、「力」とは何なのか、「力」の使い方を誰よりもよく理解していて、強い信念を持ち、何事にも屈せず、自分の持っている「力」がそれがカネであろうと権力であろうと、正しく使ってきたから。それが直人や、もちろん、リュウヤとの大きな違い。そして、ワンマンタイプのビジネスマンだけど、決して悪いことを企んでいるからではなく、自分の「力」を目当てに近づいてくる人間を、ちゃんと信頼できるかどうか、しっかりと見極めるために、ギリギリまで腹の中を見せないのである。でも部下を無下に扱ったりはしない、確かな人間力と人望。だから、仲間もいる。
◾︎持っているもの:「浅見」の名前と会長としての権力、経験と実績、判断能力、ビジネススキル、金、揺るがない信念、仲間・部下からの絶対的な信頼。
◾︎欠点:技術力(30世紀の科学)、戦闘能力。

したがって、

戦闘能力:★★☆☆☆(ただしCGCと直人を含めれば星4つ。)
技術力:★★★☆☆(同上。)
権力:★★★★★
カネ:★★★★★
経験:★★★★★
人望:★★★★★
良心:★★★★★
人間力:★★★★★

 

長くなりましたが、 一人一人について書きたいことはまだまだ書き足らないのよーー「力」についてもまた書きまふん。今日はまずこのランキングとさわりが書きたかった!

 

ではでは٩( 'ω' )و

 

 

Yurika Ranger