【戦隊レジェンド】ユウリはなぜ史上最強のピンクなのか?他の女戦士とも比較して考えてみた パート1【未来戦隊タイムレンジャー】
こんにちは!記念すべきともいえる初記事、それは。
タイトル通り、「ユウリはなぜ史上最強のピンクなのか?他の女戦士とも比較して考えてみた」のパート1です。これ、文字通りずっと考えてました。そしてずっと書きたいと考えてました。
前述の通り、私は大好きな特撮作品の中でもタイムレンジャーには格別の想いを持っています。放送当時から愛し、放送開始から18年経った今でも、これ以上の作品に出会ったことがない。(ただそれに次ぐほどの作品を見つけるべく、過去作品を多々視聴中で、今のところギンガマンとシンケンジャーがタイムレンジャー以外では一番好き。)ただし、俯瞰して見てみても、ユウリは他の女戦士と比べてもズバ抜けて魅力的な戦士そしてキャラクターだと思います。そしてなぜそこまで彼女が魅力的なのか。少し掘り下げて考えてみましょう。行くわよ!!(←ユウリ風)
実質的なリーダー、タイムピンク!
女性がリーダーなのは、忍者戦隊カクレンジャーの鶴姫がスーパー戦隊シリーズでは初なのですが、それ以来の女性リーダー。ユウリのかっこいいところは、リーダーと決まっているわけではなく、「実質的」なリーダーであるところ。本人も別に自分をリーダーと思っているわけではなく、自分の責任感と経験からみんなを仕切ったり引っ張ったりしているだけ。浅見会長がTRを訪ね「リーダーは?」と尋ねてきた時に、リーダーを自称するドモンに対し、シオンが真っ先にユウリに小声で「…そうだったんですか?」と問いかけるのに対し、「…誰でもいいわよ」と。全くもって、自分が十分すぎるほどリーダーの役目を果たしているという自覚がない!(=リーダーとしての自覚がないわけではなく、リーダーであることに対し特に執着していない。)「いや、私なんです!」なんてもちろん言わない、ひけらかさない、でもビシッと指示を落とす。
一番最初の変身の時、竜也が現代人であるからとはいえ、真ん中に立ち、一番最初に名乗るのがかっこよすぎる。他の話でも、一番最初に名乗ることの多いユウリ。ちなみに、VSゴーゴーファイブでも、「タイムピンク!」がレッドより先に来る。かっこ良すぎるよ、ユウリ。
仕切るけど威張らない、そして「女」としての自分を出さない
クールな性格で、冷静で真面目だけど、威張ったりはしない。しっかり仕切るけど、威張らない。これ、リーダーとしてもそうだし、人としての好感度に大きく影響があることだと思います。彼女は、「しっかりしなさいよ」とか「男でしょ?もっとちゃんとしてよ」的なことや、ましてや「守ってよ!」なんてことは、一切、絶対言わない。それは多分、彼女自身、別に自分を「女」だと思ってみんなと接してないから(そういう接し方をそもそも彼女はよくわからないから。)女性としての彼女は見え隠れしてるんだけど、あんなに厳しい戦いの中であれば少しなら出してもいいのに、物語佳境、竜也への想いを自覚するまでは(自覚しても)出さず、仕事は仕事、そしてあくまでみんなのことを対等な立場から、「仲間」として接する。そこが、彼女がクールな性格でありながら、「きつい女」「怖い女」「嫌な女」という印象を持たせないんだと思います。
男性陣に劣らない戦闘能力の高さ!
何しろ彼女は、インターシティ警察出身、それもマフィア担当捜査官。タイムレンジャーになる以前も、たくさんの危険な捜査や戦いに携わってきたのです。他のシリーズでは、よく戦士たちがピンチの時、女性戦士が最初にやられて弱る場面が見受けられますが、ユウリに関してはそれがない。(その役目はタイムレンジャーでは一番年下であるシオン)もちろん、パワープレイが必要になる場面ではドモンや竜也が大きく活躍したり、しっかりさりげなくユウリを庇ってくれたりしてるんだけど、とにかく強いのです!
仕事以外のことは(基本的になんにも)できない
上述の通り、仕事や戦闘面、普段の振る舞いにおいてのユウリは、最高にかっこよく可愛くいい女だけど、実はユウリはそれ以外のことは基本的になんにもできません。破滅的な料理スキル(彼女の作った料理を口にした依頼者の山田さんはウォエエッと言って恐怖のあまり翌日おいしいお弁当を買ってくる、バーベキューに使うにんじんの切り方すら分からない、シオン曰く彼女が切ると食べるところが減ってしまう)、アイロンがけをさせるとシーツを燃やす…など、家事料理炊事は一切できません。
また、演じ手の勝村さんがお綺麗でそもそもの素質がいいので思いにくいですが、ユウリは女らしく自分を着飾ったりオシャレしたり色気付いたりすることに関しても疎い。結婚詐欺師バーベラの「恭子さん」にシオン除く男性陣全員がベタ惚れし、竜也とドモンに「恭子さん相手じゃ(ユウリには次元が違いすぎて)比べられない」、その「恭子さん」本人には「あなたには女としての魅力がない」と言われ、ムキになり徹底的に自分磨き(?)に勤む一幕もありました。(いわゆる「おふざけ会」「休息会」の一つなので、ぜひみなさん楽しく観てみてください。Case File 22 桃色の誘惑)
恋や女性としての自分に不器用
これまでの話でもわかるように、ユウリは「女」としての自分の立ち位置を意識して生きてこかなかった子なので、当然恋愛にも疎いのです。恐らく、あんなに美人だけど、仕事一筋、ドルネロ一筋、お父さんとの約束を果たすことに一筋で、恋人も作ったことがないのではないのでしょうか?
そんな彼女が、カメラマンのホナミちゃんとの出会いを通じ、仕事に一生懸命ながら、恋に対してもまっすぐな女性がどのような気持ちになり、どのような行動を取るのかを知り、少しずつそういったことにも気を遣えるようになっていく、柔軟な思考になっていく、という描写も大好きです。(TRのクリスマスパーティに「呼べばいいじゃない、彼女」って言う一幕がとっても好きです。)
そして、言わずもがな、竜也との出会いと、彼への恋心は、彼女を女性として大きく成長させた大要素でした。きっと30世紀の彼女の世界には、彼のように繊細ながらほんの少し土足で、自分の話を打ち明けたくなるような男性、ましてやその話を聞いて彼なりのユウリに対する励まし方(ユウリが毎日ずっと家族にして欲しかった、作戦の帰りにお家で「無事でよかったね」と抱きしめる)を考えて、それをわざわざ実行に移すような男性は、いなかったのではないでしょうか。まあ、ユウリはそんなことされても恥ずかしすぎて、ものすごい勢いでビンタ食らわして終わってしまうわけですが。本心では、初めて覚える気持ちで、どうしたらいいのか分からなかったのでしょう。そして自分を理解してくれている、という考えが無意識に常に彼女の中にでき、以降彼を頼りに思っている場面が強調され、のちにそれは淡くも純粋で熱い恋心へと変わっていくわけです。
とにかく超絶キレイ!
やっぱり、戦隊ヒロインが可愛い作品は、見ていて幸せな気持ちになる⁽⁽ ʚ(*ฅ́꒳ฅ̀*)ɞ ⁾⁾ユウリ役の勝村美香さんは本当にとってもお綺麗なお方です。
どしゃ降りの雨に濡れてもキレイ!
普段はよりナチュラルメイクで更にキレイ!
いかがでしたでしょうか? シリーズ開始当初の女性戦士は、お花、悪くいえばお飾り要素として扱われてきて、現在でもシリーズによってはその要素の強い作品も存在する中で、ユウリは全くもって新しい女性戦士の立ち位置というものを確立した戦士の1人です。
パート2では、実際に具体的に他の女戦士との比較を見ていきたいと思います(ˊᗜˋ*)❁(侍戦隊シンケンジャーの白石茉子、忍者戦隊カクレンジャーの鶴姫、星獣戦隊ギンガマンのサヤ、救急戦隊ゴーゴーファイブの巽マツリ、鳥人戦隊ジェットマンの鹿鳴館香、特捜戦隊デカレンジャーのツインカムエンジェルと比較の予定!侍戦隊シンケンジャーの志葉薫 姫と、星獣戦隊ギンガマンの水澤鈴子先生についても書く予定。ちなみに全員大好きですので、キャラクター批評は書きますが悪口とかは書きませんよ☺︎)
みんな、タイムレンジャーを観よう。
Yurika Ranger ٩( 'ω' )و